【三重県立看護大学 公開講座】

三重県立看護大学で開催された第2回公開講座「スポーツドクターから伝えたい女性のからだの基礎知識」を担当しました。この講座は三重県・三重県体育協会・三重県立看護大学による共同開催であり、三重県知事代理の方や大学学長による開会の挨拶があるなど、かなり公式感の漂う講座でした。

たいへん綺麗で立派な講堂には三重県体育協会の運動指導者はもちろんのこと、看護学生さん、学校の先生、一般県民のみなさんまで幅広い層のご参加をいただきました。幅が広かったため、三重県からは県民向けの健康に関するお話しを、体育協会からは女性アスリート向けのお話しをしてほしい と依頼があり、そのはざまでどのあたりに照準を定めたら良いか、若干迷ったものです。

実際にご参加なさったみなさんは、運動指導者、県民のみなさん、看護学生さん それぞれ同じくらいの数であり、アスリートのデータを絡めながらも基本となるからだの基礎知識についてしっかり用意したコンテンツで良かったかな、と。県民のみなさんは思ったよりもやや年齢が高めであり、その方たちに向けて予定していなかったお話しをプラスしました。

聞き手のお顔がひとりひとり、よーく見える会場でした。みなさん必死でメモしながらも、驚きや共感を頷きや表情で返してくださいました。中でも県や大学、組織幹部 男性陣の反応が一番顕著でわかりやすかったです。私のお話しを女性アスリート自身が聞いてくれることも、女性アスリートの指導者が聞いてくれることも、男性の指導者が聞いてくれることももちろん嬉しいわけですが、中年からやや中高年男性であるスポーツ関係者のみなさんが知ってくれることはとても嬉しいこと。ここまで来て良かったなぁと思います。

関東で講座を受けてくれている方の同級生だったり、私の話しを聞いてみたいと思ってくださっていた東海地方の方だったりと、話すのが私だからお越しくださった方もいらっしゃったようです。本当にありがたいこと。とんぼ返りの予定だったため、講座後に十分な時間が取れず申し訳ありませんでした。お越しいただけて嬉しかったです。

毎回、こんな県民向けの講座だったら私も聞きに行きたいくらいです。このような素敵なお取り組みを、ぜひこれからも続けていただけたらと願っています。
諸々のご準備、手配いただきました三重県のみなさま、ありがとうございました。

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