【奈良】奈良県スポーツ医・科学研究会 奈良トレーニングセミナー2017

奈良教育大学で整形外科スポーツドクターとして数多くのアスリートをサポートなさっている笠次良爾先生からご招待を受け、奈良県スポーツ医・科学研究会 奈良トレーニングセミナー2017 でお話しをさせていただきました。

笠次先生とは学会や日本体育協会での活動を通して知り合い、JISSでの講義をお聞きくださったドクターです。また、私が開催している女性×スポーツ ケーススタディWSにもお越しくださったこともありますし、先生が診ておられる難治性の患者さんを東京まで受診のために連れていらしたこともあります。くり返しお会いし、共通の課題についての討議をする中で、このたび先生が座長をお勤めになるセミナーに招聘してくださった次第です。 


30回を重ねるこのトレーニングセミナーは毎年2月11日に開催されているそうです。奈良県立医大や近隣の整形外科医、リハビリテーション科医、内科医、産婦人科医、理学療法士、医大生、大学院生など医療関係者をはじめ、奈良県体育協会の非常に熱心な運動指導者のみなさまのご参加を得、非常に盛会でした。

演題は2題。順天堂大学 整形外科学講座から金子晴香先生が、整形外科医の立場から『女性アスリートの障害とその予防』と題し、特に女性アスリートに多い疲労骨折についてお話しをなさいました。今回私からは『女性アスリートの指導者が知っておくべき婦人科スポーツ医学の基礎』と題して、運動指導者に知っておいていただきたい女性のからだの変化について女性アスリートの三主徴を中心にお伝えしました。最後のパネルディスカッションでは和やかな雰囲気の中、幅広い質問が出て答えるのも楽しかったです。


女性アスリートをサポートすべくこれからは、整形外科領域のみなさんとも連携を持っていきます。先生方、ご参加くださいましたみなさん、ありがとうございました!

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