RIZAP トレーニング体験@神宮前

ご縁がありまして、RIZAPが提供するパーソナルトレーニングを体験させていただきました。世間の多くの方が興味を持っていながらも、公表されているホームページなど以外は匿名のblogによる情報しかないようです。客観的な視点からRIZAPのメソッドをとらえてみたい、そう思い体験にうかがいました。訪問した店舗は神宮前店、ご担当くださったトレーナーはリーダーの一ノ瀬将太さん。

 
正直、もっと小さなジムを想像していたのですが、地下1階に広がるスペースはかなり広い。そして綺麗。
営業時間が早朝から夜の11時までと幅広く、ライフスタイルに合わせて予約できるのも続けられる理由かもしれません。予約時間ちょうどに訪れたためなのか、いつもそうなのかはわかりませんが、フロントでは名前を名乗る必要もありませんでした。
ロッカーは小規模ながらもかなり快適なつくり、セッション前のロッカーでは女性にひとりもお会いしませんでした。シャワールームがマイクロジムにありがちなユニットタイプのものではなく、タイル張りのきちんとしたシャワーが3つ。ロッカーキーも持ち歩く必要のないタイプのロッカーでした。

バスタオルとフェイスタオル、ウェアはチェックイン時に渡されます。私はレンタルウェアを着るのが嫌で自分のウェアを持参し着用しましたが、レンタルウェアを着た状態で会う可能性があるのは、担当してもらうトレーナー、廊下で一瞬すれ違う可能性がある他の利用者、たまたまロッカーで一緒になる他の女性利用者 くらいですから、レンタルウェアで十分なのだということがよく理解できました。

トレーニングルームには冷たいRIZAPウォーター(シリカ入りだそうです)とおしぼりが準備されています。トレーナー自身も同様のボトルウォーターを飲みながらセッションしますが、彼のものは常温。
カウンセリングに力を入れている旨の説明があり、からだを変えたい理由を明確にしていきます。心の奥に隠されている「なぜ体型を変えたいのか?」ここにしっかりフォーカスすることでモチベーションの継続につなげていくようです。
食事の指導法はよく知られた「低炭水化物」をメインにしたメソッド。「指導法にはいろいろある中で、RIZAPではこの方法を用いています」というスタンスでした。栄養に関してもくり返し学ぶ機会があるそうで、きちんとした知識をお持ちでした。
負荷をかけたスクワットで臀筋について私の弱点を指摘してくださるなど、トレーニングの指導についても経験からくる自信を持って指導に当たっておられました。正直、トレーナーの質はどんなスポーツクラブ、どんなジムにおいてもピンキリだろうと私は思っています。ひとりのトレーナーだけが指導に当たっているジムであればそのおひとりの器量によって評価されるのは当然のことですが、複数のトレーナーが在籍する場合には、「RIZAPのトレーナーの質が…」とまとめて評価、批判されるものではないだろうと思っています。

私は趣味を通して、JISSを通して、また女性のからだについて教えるという仕事を通して、多くのトレーナーと接する機会をいただいています。私がお会いするトレーナーのみなさんはものすごく勉強しておられます。トレーナーというフィールドにおいて、となりにいるトレーナーとの差を明らかにすることは容易なことではなく、切磋琢磨しておられる姿を見ています。ただ、そうではない方もたくさんいるのでしょうね。トレーナーという職業において学びを深める方向性はいくらでもあります。トレーナーという職業のみなさんの社会的な地位の確保、そして報酬の確保のためにも、トレーナーの業界全体でさらに底上げをしていく必要があるのだろうと思っています。

RIZAPの良さは1回の体験ですべてを理解できるものではありません。日々の食事に対するフォローが栄養指導のメインですから。私が体験させていただいた90分で感じたことは

♦ カウンセリング、ゴール設定、メンタルサポートには並々ならぬ力を注いでいる
♦ 個人差はあると思われるものの、トレーナーの指導は世の中一般における指導と比べて決して劣るものではない。少なくともトレーニング大好きな私が満足するものであった
♦ 栄養指導に関して他の方法を否定するわけではなく、RIZAPではこの方法を推奨している、その理由は… というスタンス

 
一之瀬さんと。90分でちゃんとクライアントと打ち解けられるだけのコミュニケーション能力を持つ、これもトレーナーに必要なスキルですよね。

セッション後、女性用ロッカーでは3名の利用者と一緒になりました。3名ともによくライザップのコマーシャルでみるBefore- After のBefore に相当するみなさんでした。やや猫背、はっきり言ってぽっちゃりを超え、目線下向き、人前で脱ぎたくないからと思われますが着替えはいつまでももぞもぞ、そんなみなさん。すっきりシャワーを浴びて、腰巻きバスタオルで頭を乾かしていた私が異質でした。

2か月後、からだだけでなく心まで前向きになってここを巣立つことを応援したいと思っています。

貴重な体験をさせていただきましてありがとうございました!
運動の先に健康なからだづくりがあり、その先に健康な日本の社会がある。そのゴールに向かう気持ちは、健康・スポーツに関わるどんな企業も関係者も同じであるはず。それぞれの理念の実現にむけてがんばっていきましょう!

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