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SPORTS DOCTOR 婦人科スポーツドクター

婦人科スポーツドクター

婦人科スポーツドクター

臨床の場にいる婦人科医として、女性アスリートのメディカルサポート・メンタルサポートや、商品開発へのアドバイスなどを行っています。スポーツドクターとして、企業ランナー、プロゴルファー、プロスキーヤー、プロテニスプレイヤー、プロバスケットボールチームのサポートを行ってきたほか、競技レベルを問わず、運動・身体活動に関する医科学的な知識の提供、および正しい情報の共有を図る活動を続けています。

すべての女性と、女性を支える指導者へ

~からだと心を大切に、強くしなやかに~

こんにちは、産婦人科医であり、スポーツドクター、そしてヨガ指導者として活動している高尾美穂です。クリニックで女性の健康を支え、スポーツドクターとしてアスリートをサポートし、ヨガを通して心とからだのつながりをお伝えする中で、運動が女性の人生にもたらす力を日々実感しています。女性アスリート、指導者、運動を習慣にしている女性、そしてこれから運動を始めたい女性の皆さんに、スポーツドクターとして、そして一人の女性としてメッセージをお届けします。

1. 女性アスリートへ
自分のからだを理解し、最高のパフォーマンスを

女性アスリートとして競技に打ち込む皆さんは、日々のたゆまぬ努力によって限界に挑戦し、素晴らしい成果を上げておられることでしょう。スポーツドクターとしてまず伝えたいのは、「女性のからだを理解することが、最高のパフォーマンスにつながる」ということ。女性のからだは月経周期、ホルモンバランスの影響を受け、コンディションが日々変化します。月経前は疲れやすかったり、集中力が落ちたりすることがありますが、これは「弱さ」ではなく、からだの自然なリズムです。例えば、月経前症候群(PMS)や生理痛がパフォーマンスに影響をもたらす場合、適切なエネルギーの摂取や休息、低用量ピルなどの医療的サポートで症状を軽減できることがあります。また、過度なトレーニングや栄養不足は無月経を引き起こし、骨密度の低下や将来的な健康リスクにつながる点も、科学的な根拠をもとにお伝えできる事実です。

スポーツドクターとして私が強調したいのは、「自分のからだのサインを見逃さない」こと。過度の疲労やいつもとは違う不調を感じたら、コーチや医療専門家に相談し、トレーニング負荷を調整してください。休息とケアを「最高のコンディションのための基盤」と捉えてください。あなたのパフォーマンスは、あなた自身を大切にすることで、さらに輝くことでしょう。

2. 女性アスリートを指導する運動指導者へ
女性特有のニーズに応えるサポートを

女性アスリートを指導する皆さんは、彼女たちのパフォーマンスを引き出し、夢を支える重要な存在です。スポーツドクターとしてお願いしたいのは、女性アスリートのからだが男性とは異なるリズムやニーズを持っていることを理解し、指導に取り入れること。例えば、月経周期によるホルモンの変動は、筋力、回復力、精神状態に影響を及ぼすということ。月経前の黄体期には疲労感や浮腫みを感じやすい選手もいますし、月経中の痛みや貧血がパフォーマンスを落とすこともあります。

指導者として、先ずできることのひとつは、選手が自分のからだの状態をオープンに話せる環境を作ることです。「月経で調子が悪い」と言いづらい雰囲気では、選手は無理をしてケガやバーンアウトのリスクを高めます。定期的な体調チェックや、栄養士やスポーツドクターとの連携も非常に有効です。特に若い女性アスリートの場合、過度な減量やトレーニングが無月経や骨の健康に影響をもたらす「女性アスリートの三主徴」に注意が必要です。適切なエネルギー摂取と休息を促し、選手の長期的な健康とキャリアを支えてください。

3. 運動を習慣にしている女性へ
その一歩が、あなたの未来を強くする

運動を習慣にされている方々は、素晴らしい選択を続けていると思います。ランニング、ヨガ、ジムでのトレーニング、どんな形であれ、からだを動かす習慣は心とからだの健康に大きな恩恵をもたらします。スポーツドクターとしてお伝えしたいのは、運動は単に体型維持や筋力アップだけでなく、ホルモンバランスの安定や、ストレス軽減、更年期の不調対策にも役立つということ。例えば、有酸素運動は「幸せホルモン」とも呼ばれるセロトニンの産生を促し、ヨガやエクササイズは骨盤底筋にアプローチすることで尿漏れや姿勢の改善に効果的です。ただし、月経前や更年期の時期はからだが重く感じることもあります。そんなときは、いつも通りの負荷を続けるのではなく、軽いウォーキングやストレッチに切り替えるという柔軟さを持てるといいと思います。自分のペースを大切に、楽しみながら続けていける運動を選ぶことを意識してみてください。あなたの日々の努力は、未来の健康と自信に繋がっていくことでしょう。

4. 運動を習慣にできていない女性へ
小さな一歩から、大きな変化が

「運動したいけど時間がない」「何から始めればいいかわからない」―そんな気持ちを抱えている皆さんに、まず伝えたいのは、「どんな小さな動きでも、始めることに意味がある」ということ。運動は、ジムやランニングシューズがなくてもできます。数分のストレッチ、近所の散歩、階段を使う――これらも立派な運動です。スポーツドクターとして、産婦人科医として、「1日5分の自分時間」を作ることをお勧めします。

女性のからだは、月経、妊娠、更年期と変化しますが、運動はどのステージにおいても健康を支えます。月経痛には軽いストレッチが、更年期の不調にはヨガやウォーキングが効果的。完璧を目指さず、「できた!」という小さな達成感を積み重ねてみてください。忙しい毎日でも、5分の運動がからだと気持ちを軽くし、自己肯定感を高めてくれます。あなたの一歩が、新しい自分へのスタートです。

5. すべての方へ
自分を大切に、からだを動かすことから始めよう

運動を愛するアスリート、指導者、習慣にしている女性、これから始める女性――皆さんに共通するのは、「自分を大切にしたい」という思い。運動はからだを強くするだけでなく、心に自信と自由をもたらします。スポーツドクターとして、産婦人科医として、私は皆さんが自分のからだと向き合い、ご自身らしく生きることを応援してまいります。

女性アスリートには、自分のからだを理解し、長く輝くキャリアを。指導者には、選手の健康を第一に考えるサポートを。運動を習慣にしている女性には、無理なく続ける工夫を。そして運動を始めたい女性には、今日から5分の小さな一歩を。私の「高尾美穂からのリアルボイス」や「高尾美穂の声の相談室」では皆さんの質問にお答えし、共に歩む場を提供しています。どんな小さな悩みも、気軽に話してください。からだを動かすことは、これからの自分を大切にするアクションです。あなたの一歩が、強く、しなやかな未来を作ります。一緒に、その一歩を踏み出しましょう。

サポート実績

スポーツドクターとしてこれまでにサポートさせていただいた企業・団体さま例です。(順不同)

  • RA競馬学校
  • 日本スポーツ協会 スポーツドクター養成講座
  • 資生堂ランニングクラブ
  • 女子プロサッカー WEリーグ
  • 株式会社ドーム・アンダーアーマー
  • 国立スポーツ科学センター
  • 日本スポーツ振興センター

など多数

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