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COLUMN コラム

不安はひとつずつ減らす に尽きる

2025/09/10

■自分らしく生きていきたい

――55歳になり、5年後の自分に向けての決意表明です。夫はモラハラ的なことを言い、大学生の娘にもひどい言葉を発しています。我慢したり泣いたり、何も考えられずにボーッとしたりして、娘は「パパと同じ空間にいることが苦しい」と、私に話すこともありました。そんな娘が自立に向けて動き始め、私も自分らしく生きていきたいと考えるようになりました。離婚ではなく、夫婦仲を整えていくことはできるんじゃないかと思い、最近は夫から理不尽なことを言われると、そのままはね返しています。

〈高尾美穂からのリアルボイスへ寄せられたレターから〉

パートナーとの関係性に長く悩んでこられたのだと思います。お嬢さんの独り立ちをきっかけに、もう一度2人の関係性を見つめ直したい。そのためには自分のアクションを変えてみる。そういう決意表明を、みなさんと一緒に応援したいと思います。

■もっと体力があれば

――私は47歳で、息子と夫と暮らし、仕事をしています。数年前から不安障害にかかり、土日は寝たきりの生活になってしまいました。先日は緑内症の診断を受け、ひどいめまいも起こし、これから更年期、老後を迎えてもっと体力が落ちるかと思うと怖いです。人付き合いが苦手で、友達とも実の両親とも不仲で、夫とも会話がなく、仕事だけが人とつながれる場所です。もっと体力があれば、明るい性格ならば、離婚すれば……と、ないものねだりの毎日。何から始めればよいのか、アドバイスをいただきたいです。

〈高尾美穂からのリアルボイスへ寄せられたレターから〉

まず、体調を整えることが、間違いなく不安を減らす材料の一つになります。離婚というストレートな選択もあるかもしれませんが、その前に、体力をつけるためにできることがたくさんあります。

お金をかけないのであれば、たとえば、土日の涼しい時間帯に近所を10分歩く。経済面で使えるお金があるならば、トレーナーがいるスポーツジムに入会して、週2回は仕事の帰りに寄る。何事もまず、やってみればいいんです。何かを一つずつ変えていかない限り、不安はそう簡単には消えません。

もちろん、時間が経てば解決される不安もあります。広すぎた選択肢が狭まって不安が減っていくこともありますし、不安に思っていた未来の出来事が起こらず、解消されることもあるでしょう。お子さんへの不安も、年齢を重ねて成長する中で減っていくと思います。

でも、私たち自身のこと、体調や人間関係の多くは、何か自分なりの行動を起こさない限り、変わらないどころか、よりイマイチになることが多いわけです。

■アクションを起こすかどうかは自分次第

自分自身のことで悩みがあると、人は誰でも不安になりますし、心配で未来が見えないと思うこともあるでしょう。一方で、生活の中で何かを変えるだけで、より良い方向につながると実感できることもあって、その一つが体力です。体力をつけ、体調面に自信をもてると全体に調子が良くなり、それだけでもずいぶん変わります。

不安を解消したり、今の自分の状況をより良くしたりするのも、全ては一歩一歩から。そこへ踏み出すかどうかは、自分が決めることですよね。体力を維持するにも、ご自身の決意が必要です。ここに尽きると気づいていただければ、ご自身のこれからは、間違いなくより良く変わっていくと信じられるはずです。

こうしたアクションを起こすか起こさないかは、みなさん次第です。自分なりにやってみたいと思う気持ちを、いろいろなところで行動に移すことが大切です。不安を一つでも減らすことがみなさんの未来を明るくするのは間違いないですし、未来が明るくなれば、また次の何かをやってみようとも思うでしょう。相乗効果でいろいろなものがより良く変わっていくでしょうから、私もぜひ、みなさんの背中を押していけたら、と思っています。

※2025年8月23日配信「高尾美穂からのリアルボイス」を元に一部を再構成しました。

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