春が近づいてくるのを日に日に感じるこの季節、新しい環境での仕事に就いたり新天地でのポジションを得たりして、これまでの自分よりもひとまわり大きく羽ばたこうとしている方に出会います。わくわくしていたり、ドキドキしていたり、喜びある反面、新しい世界への戸惑いと緊張、不安がつきものですよね。

これからより大きく羽ばたくために大切だと思うこと。

まず、足元を固く保つこと。
社会人として当然のことではありますが、自分の体調管理だったり、休養のとりかた、ストレスの発散方法などカラダの管理から、スキル的な部分の維持やメンテナンスなどが当てはまります。日々アップデートされる情報収集や自分の中での知識の置き換えも必要でしょう。
これまで自分ができたことは当然そのスキルをkeepすること、そしてさらなる実力をつけていくこと。実力があってこそ自分の中の自信もわいてくるわけですから。

そして徐々に自分らしさを出していくこと。
羽ばたいていく人たちは、基礎的な部分についてすでに習得済みと考えれば、ある程度の光る個性を上手に見せていく必要が出てくることでしょう。自分の強み、他とはちがうとがった部分、これだけは譲れないというポリシー。どんな個性でもいいというわけではありません。それらが社会的に受け入れられるものである必要があります。

最後に、世の中と調和をとっていく心のおおらかさ。
これから羽ばたこうという方は、たいてい若いです。若さは強みであり、弱さでもあります。社会における経験という視点で、年長者にはかなうものではありません。年長者から学ぶこと、盗めることはすべて自分の身につけ、何かしらの尊敬できる部分を見つけ、年長者をたてること。
世代の違いや立場の違いから反発したくなるときもあることでしょう。そんなときも、その思いを外へ向かわせるのではなく自分の内に蓄積していきましょう。いずれ自分が相手の立場になったときに活かせるものです。

この春、羽ばたくみなさんへ。

何事も一日にしては成りません。地を固め、盤石な自分を築きつつ社会貢献できる方法を考えていきましょう。自分自身の益のためではなく、自分が世の中のお役に立てることはなにかを常に念頭に置いてすごすこと。

心から応援しています。