雪の日に知るありがたさ

東京は数十年に一度の大雪に見舞われ、交通機関も私たちの生活も、少なからず変更を余儀なくされています。
こんな時だからこそ感じる思いがいくつかあります。
足を取られる、湿った重い雪。不用意に踏み込むと、底なし沼のように足が沈んでしまう箇所もある中、どなたかが整えて下さった雪の道。

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どれだけありがたく感じたか。雪の中、寒い中、冷たい中、誰かが知らない誰かのためにして下さったこと。相手の見えないどなたかに伝えたい感謝の気持ち。ここを通った多くの方がきっと私と同じように感じたことでしょう。
ただ歩道を歩くだけでも譲り合いが必要となる非日常の中で、こんな日だからこそ個人個人の公共性がよく見えてしまいます。
我れ先に、とは誰しも思うこと。濡れたくないのもみな同じ。歩きながら携帯で連絡したい気持ちもわかる。でも、こんな非日常だからこそ、もう一度 他人への思いやりを思い出せるのかもしれません。
この雪の日、どうぞ気をつけて、心穏やかにお過ごしください。

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