女性医療セミナー@丸の内

日曜日に開催された『女性医療セミナー』に参加しました。

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300名の募集のところ630名を超える応募があったそうで、予定されていたデスク+椅子 をすべて椅子に変えた会場が準備されていました。
イーク表参道からは、勉強熱心なNs 櫻田さんが一緒に参加してくれました。

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オープニングの挨拶は私の恩師のひとり、慈恵医大教授の落合和彦先生。

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今日も変わらず、優しくダンディでした。
今回のテーマはホルモン治療 つまり、OC(エストロゲン+プロゲステロン合剤=経口避妊薬)とHRT(ホルモン補充療法)
経口避妊薬は臨床においてとても大切な薬のひとつですが、加齢とともに血栓症を起こす可能性が高くなるため何歳まで用いることができるか、常に議論となります。
今日紹介された最新の海外の論文では、年齢だけではなく、喫煙や糖尿病、肥満などのリスク因子を加味し、使用終了を決定する方針が示されていました。
また、近畿大学東洋医学研究所の武田卓先生の講演では、一見まったく別物と思える『漢方による治療』と『エストロゲン製剤+プロゲステロン製剤による治療=LEP低用量ピル』この2つの治療法について、同じ見方ができる という考え方を学びました。
見方を変えると、LEPの持つ抗アンドロゲン作用は瘀血から水を引く桂枝茯苓丸のようだし、同じくLEPの持つ抗ミネラルコルチコイド作用は当帰芍薬散のようだ、と。
この考え方、新しい!
今日得た情報をもう一度、自分なりにかみ砕いて、臨床に活かせるよう勉強しようと思います。

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