女性アスリートの人生が輝くために

JISSにおける取り組みで初めてお会いした ソチオリンピック フリースタイルスキー代表の三星マナミさんと、新しいお取り組みをさせていただくこととなりました。 現役引退後の元トップアスリートとのお取り組みは、これまでにないものとなるだろうことが予想され、今からワクワクしています。

三星さんはなんと言っても、第一子を出産後にソチオリンピックに出場された方。日本において現役のうちに妊娠出産し、その後第一線に復帰なさったケースはそう多くありません。現在では競技としてのスキーは引退しているものの、プロスキーヤーとしてだけではなく、トライアスロンやサーフィンなどさまざまなアクティビティを趣味として以上の成績で楽しんでおられます。スポーツのある生活、スポーツのある人生を文字通り、満喫していらっしゃいます。そして家庭においてはもちろん大事なお母さんであり、ご家族の協力のもとさまざまな活動を続けておいでです。

 

そのひとつがJISSにおける「ママアスリートネットワーク(MAN)」の立ち上げです。彼女自身が産後、競技に戻る際に、あまりの情報の少なさ、先例の少なさ、横のつながりのなさ を感じ、産後に競技復帰を目指すアスリート同士の交流がしたい と考えたからこそ始まったプロジェクトです。今では文部科学省からスポーツ庁へと母体は変わりましたが、来年度も継続される大切な取り組みです。

アスリートの選手寿命は決して長いものではなく、ましてトップにいる期間はさらに短いもの。特に女性アスリートの場合、ライフステージに妊娠出産・育児があり、引退後にアスリートだったころとはまったく違う人生を歩む元アスリートだって少なくありません。彼女たちにキラキラ輝いてほしいのはトップアスリートのあいだだけ ではありません。競技人生を終えて、いち女性としての人生を生きる際にもキラキラ輝いていただけるために何ができるのか。現場の彼女たちがどんなことを必要としているのか。

女性アスリートの人生が輝くものであり続けるために、サポートできるなにかを見つけていきたいです。

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