イーク大忘年会2015

街は忘年会真っ盛りですね!

私もあちらこちらの忘年会からお声をかけていただき、ありがたい気持ちでいっぱいです。わがイークでも、総勢100名近い参加者で忘年会を開催しました。イークの素敵なところは挙げればたくさん出てくるわけですが、その中でひとつ、と言われたらやはり 常勤非常勤の垣根がほとんどないところ、でしょうか。

イークには勤続5年での表彰と副賞の授与があるのですが、今回表彰されたのはスーパー非常勤とも言えるみなさんでした。私の近くで支えてくれるみなさんの中にもスーパー非常勤のナースが数名おられます。ご主人の扶養範囲内でという制限だったり、ご主人が転勤の多いお仕事で常勤になってから転勤になってしまったら申し訳ないから という理由で非常勤のままでいらしたり、イークの他に企業での保健師を兼務されておられる方も。ただ、この方たちに共通して言えることは、間違いなく常勤と同じくらい もしくはそれ以上の気持ちでイークのために=イークに来てくれる受診者さん患者さんのことを思ってくれている
ということ。しかもそれが、受動的な動きなのではなく、自ら考え行動に移してくれる ということ。

たとえば外来での作業がスムーズになるようにと、用事があって行った100円ショップで便利グッズを買ってきてくれる。これが常勤のナースだったとしたら 気が利くな、くらいに思うわけですが、これが非常勤のナースだからさらに感動してしまうわけです。

こんな気持ちの良いスタッフにかこまれて毎日をつつがなく過ごさせていただいているわけですが、今回の忘年会で私からみんなにお伝えしたかったこと=乾杯のあいさつでお話ししたことを記しておこうと思います。



それは、ゴールを2つ設定することのメリット。がんばればきっと達成できるゴールと、その先にあって常に目指したい遠くの目標。中間地点に置いたゴールをひとつひとつ達成していくことによって、揺るがない大きな目標に近づいていける、そんな考えです。

私たちがイークを通して実現させていきたいことは、女性の健康を守り、女性のしあわせを守り、そのまわりにいる方たちのしあわせをも守ることによって女性が社会で自由に活躍できること。その一歩手前にある大きな目標は、イークに来てくれた方が 今日は来てよかったな、と思ってくださること。このことを遠くのゴールとすると、それよりもかなり手前にあるゴールとは、目の前にあるひとつひとつの物事をきちんと見てきちんと判断し、選択し、良い変化があるように誘うこと。

医者ならば正しく診断し、そのうえでその方にもっとも相応しいなにかをお示しすること。Nsであれば検査時に緊張している方に声をかけ気持ちをほぐす、受付やコンシェルジュであれば足が悪い方に手を差し伸べて誘導する、そんなことを自分の判断でしてみること。私たちがそれぞれ、個々のプロフェッショナルとしての責務を全うしたうえで人としての思いやり、気配り、自分がされたらうれしいことを躊躇なく実行に移すことによって、今日は来てよかったな、と思っていただける。医療職として適切な対応+人としての心あるサービスを安定して提供することによって、私たちの近くにあるゴールもその先にある大きなゴールも、いつか達成できる。そう信じています。

ちいさなひとつひとつの積み重ねを大切にしよう。毎日のちいさな選択肢を丁寧に選ぼう。こんな思いを胸に、近くにある目標を達成していくことが、大きなゴールに向かう道であることは間違いないから。

今年もイークのみんなとはたくさん笑い、たくさん話し、時に聞いてもらい、たまに涙も見ました。時間とともにより強い絆でむすばれていっていることを感じます。本当にありがとう!そして来年もどうぞよろしくね!



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