「ヨガと医学」と「ヨガと医療」は違う

「ヨガと医学」というお題の時間を4時間、いただいています。お話しする相手は当然、ヨガ指導者もしくはヨガ指導者の卵 なわけですが、そこでなにを伝えるか。なにを考えてもらうか。毎日毎日あたまの中でいろんなシュミレーションをしています。

そこから派生して考えはじめたことが『「ヨガと医学」と「ヨガと医療」はちがう』ということ。世の中でよくよく「医療とヨガ」だの「メディカルヨガ」だの「医療ヨガ」だの「セラピーヨガ」だの「ヨガセラピー」だの、目にするようになった時代だからこそ考えてしまうのかもしれません。医学という学問をヨガに活かす それは大いにありでしょう。一方、医療 には必ず相手が存在します。その相手に対するテクニックとしてのヨガに”医療”なんて言葉をくっつけることがありなのかどうなのか。

実際、医療者としてどっぷり過ごしてきた私が持つイメージ、言葉を耳にして感じるイメージとヨガ業界の方が抱くイメージはきっと異なるものだと思っています。だからこそみんなに尋ねてみたい。”医”とか”療法”とか”メディカル”とかついている単語に、多くのみなさんは何かしらの期待をするのではないか。過剰な期待をしてしまうのではないか。その期待に、誠実に応えられるだけの経験、情報、知識知恵、十分量をもつ指導者、組織であればそれは社会のプラスになること。そうであることが理想的です。

私自身、もうしばらく「ヨガと医学」について熟考を重ねたうえで臨みたいと思っています。お会いできるみなさま、どうぞお楽しみに!

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