【更年期と加齢のヘルスケア学会 裏話】

朝イチから参加している更年期と加齢のヘルスケア学会。のちほどこの学会全体の記事をアップしようと思いますが、一番インパクトがあったのは『僕と私がHRTと更年期を知らない理由 〜メディアにおけるHRTと更年期情報の発信の今と未来を考える』というシンポジウムでした。



登壇者は新聞社報道部次長や週刊誌編集長、ラジオテレビなどの製作者 という、まさにマスコミ最前線にいるみなさん。同じ業界のみなさん同士ということもあり、肩のチカラが抜けた自由な討論を聞かせていただきました。

日本において更年期障害に対するホルモン補充療法が普及しないのはなぜか?マスメディアの視点からの討論は本当に面白かった!だからホルモン補充療法が日本で広まってこなかったのか!なんて思えてしまう目からウロコのネタも。

更年期という言葉が新聞紙面上に初めて登場してから約25年。この25年のあいだにどんな報道がどんな頻度でなされてきたのか、それはなぜなのか、医者だけの学会では決して得られない情報でした。



(↑ 最近発売された週刊誌内の「更年期」に関する記事。週刊誌では以前よりも健康ネタがしっかり取り上げられるようになっているとのこと。)

マスメディアの持つ力はとても大きいということは、誰しも感じたことがあるでしょう。だからこそ、正しくて新しい情報を広く発信していただき、多くの女性が更年期・更年期以降に訪れる35年間をより楽しくより美しくより良い時間にしていける一助となっていただければ嬉しいです。

3つの選択肢から選んだこのシンポジウム、本当に参加してよかったと思っています。医学以外も学ぶ、知る努力を続ける医者でいたいです。

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