なぜお金を稼ぐのか?のこたえ

なぜお金を稼ぐのか、そんな話題になりました。お金を稼ぐ ということは生きていくために必要なことであり、お金を稼ぎたい と思うことはある意味当然のことです。ただ日本人には、私たち特有の”控えめであることが美徳” のような考え方があり、”稼ぐ”という行為自体を表だって語ること すら躊躇してしまうくせが私たちに染みこんでしまっているように思います。言ってしまえば”稼ぐ”ことはなにも悪いことじゃない、自分の価値の証し、自分の働きの証し、とも言えるわかりやすい数字です。今はあえてそこ=数字にこだわってみることだってあり、な時代です。

ものを売る、サービスを売る、そんな職種では、たくさん売ることによってお金を稼ぎます。お金を稼ぎたい と思う気持ちの根底にどんな気持ちがあるか、それは明白で、

自分が自由に動けるためにお金を稼ぎたい

  =
自分が次にやりたいこと ができるためにお金を稼ぎたい

つまり、新しい店を出すために、新しい分野に参入するために、他の国に販路を広げるために、新しいアイデアをかたちにするために お金を稼ぎたい、そういうわけです。

もちろんこれには続きがあって、自分たちの生活を良くしたい この気持ちがベースにあります。生活が良くなることによって時間が生まれ、余裕が生まれ、やる気も出てさらにクリエイティブになり、ビジネスに良い影響を与えてくれるであろうことは必至です。こうして生み出される良い循環は、ビジネスを大きくするだけでなく、人としても成長させてくれるはず。

ここでひとつ気をつけなくては と思うことがあります。働きすぎ によってお金を生みだす方法は 最後の手段にすべきということ。夜寝る間も惜しんで働こうと思えば仕事を手に入れられる時代だからこそ、それ以外の方法でお金を稼ぐ手段を安定させること。私が常に意識していることは、自分だからできること、自分にしかできないことをして、その時間や空間の価値を上げること。これはなにも資格の有無にかかわることではありません。会社や組織に所属してお金を稼いでいる人にでも十分実現可能なこと。
この実現のためには小さなことから大きなことまで、なにかを変えていくことが必要となるケースが多いわけですが、変えたいと思うことが
  自分のためなのか
  会社 組織のためなのか
  社会のためなのか
一番しあわせなのは、組織のために変えることがゆくゆくは社会のためになり、かつ振り返ってみれば自分のためにもなること。そんな変化は当然、よろこびをもって迎えられ、変化はその次の変化を引き起こします。その変化がまた次の変化を引き起こし、最初の小さな変化から変化のカスケードが生まれていきます。その先には意識するしないに関わらず、”稼ぎ”がちゃんとついてくるものです。

普段何気なくやり過ごしてきた、気にも留めなかったようなルール よりも良い方法があると気がついてしまったとしたら。ぜひそこから一歩、変えるという一歩を踏み出してみましょう。近々のお給料の変化なんて期待しちゃあいけません。でも、方法を変えてみなければなにも変わりはじめませんから。

なぜお金を稼ぐのか?のこたえはここにあります。変わることによってお金を生み出し、生み出したお金によってまた自信をもって変わる。これをずっとずっと繰り返していくことが成長の過程には必要なのかもしれませんね。

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