資格 はいるのか?

この春から、私の興味が向いた学びの予定をいくつか並列で立てているのですが、そこで出てくるちょっとした疑問 認定書付き とか、認定料込み とかってどうなの?という疑問。
正直、学びはしたいけれど、認定していただく意味があるのかどうか、別に認定していただく必要もなければ、認定書なんていらない と思っている学びもありそうなんです。

丸2日間缶詰で講義を聞く受講料が10万円ちょっと、そこに認定料3万円+消費税 合計14万円ちょっと という講座。丸2日間の講義に対して10万円が高いのか安いのか、これは別の議論となりますが、認定書を活かす予定がなければ必要ないであろうこの3万円分の価値。この3万円に、私自身が価値を見いだせないわけなんです。しかし、講義を聞かせていただくためにはこの3万円も必要というわけ。

こちらはすでに申し込んだ講座になりますが、あるエクサイズを学ぶにはこのコースしかなく、5時間の拘束時間で”「〇〇インストラクター認定書」が受け取れます” となっています。こちらも認定書込みで29000円。正直言うと、認定書いらないから安くしてほしい。そんな気持ちです。

大学にいたころ受講した日本周産期・新生児医学会のとある講座は、必要な人のみ認定料を払い、認定書をもらう仕組みだったことを覚えています。今でもその仕組みがあるかはわかりませんが、当時すでに必要ではないと判断した私は、講義だけ受けて認定料は支払いませんでした。

もしかすると民間資格のうちいくつかは、私のように認定書や認定のシステムを不要とする人への救済処置があるのかもしれません。それならまだ良心的と理解もできます。ヨガの世界でも養成コース、認定書発行、修了書発行、そんな言葉がついているコースはとんでもない金額である場合が多いです。2日で10万円は平均的くらい。この仕組みを否定はしません。その認定、その資格によって職業を得て、生業としておられる方だっていらっしゃるだろうから。

でもものごとの本質を考えたとき、その厚紙はいるの?いらないの?力をつけるのは自分自身。でしょ?というところにたどり着いてしまうのです。私は。

もちろんこれから先、所属先やいろいろな社会情勢の中で、もしかしたら私自身が”なんとか養成講座” なんてやることだってあるかもしれません。そんな時が万が一来てしまったら、可能であれば 認定料・認定書なし のコース なんてのを準備したい。ピュアに学びたい人を応援したい、そう思うからです。

当然、資格を持たなければさせていただけない仕事はあります。私にとって一番大切なのはやはり、医師免許と日本体育協会の公認スポーツドクターの資格です。私が持つそれ以外の資格はあくまで、身についたものに匹敵するだけの呼び名 でしょう。そう思います。

資格は果たして必要なのか。
そう悶々と考えながらも、私は少し商業ベースに乗っていると言わざるを得ない学びを続けていくことでしょう。

ちなみに…
今私が一番とりたい資格は  日本ライフセービング協会(JLA)認定のライフセーバーの資格です!

海で命を守る。困った人に頼ってもらえる赤いキャップ。この仕事も本当に必要だと思うから。
いつかちゃんといただけたら、きちんとご報告させていただきたいです。

関連記事