講義に向けて

大学生だったころ、仲良くなった大学の指導教官からこんな話しを聞いたことがありました。
『おまえら、講義をなんとなくぼんやり1時間半聞いてるだろ? これだけ話すために、少なくとも3倍は準備するんだぞ』
いざ、話しをする側になってみると、先生が言いたかったことが身に染みてわかります。

明日には、女性のフィットネストレーナーに向けた3時間の講義をひかえています。先日、ヨガの先生をしている皆で集まる機会がありざっくばらんに話をしていたところ、1時間半のクラスを終えると、すべて出しつくしてぬけがらにようになってしまう、という方がいらっしゃいました。多くの先生が 私も、私も、と賛同されました。

私も、1時間のyogaクラス+1時間の座学 であるヨガイベント Gyne Yoga のあとは確かに消耗していることを自覚します。話し続けたり、教え続けたりすることは自分から誰かへのアウトプットばかりをくり返していることになります。一定の時間、アウトプットしかせず、インプットする作業がないと、エネルギーが自分から出ていく一方であるため体力、精神力ともに失っていくと考えられます。

講義中にインプットする方法を考えてみると、どんな方法があるでしょうか。私からの問いかけに答えてもらうののが一番手っ取り早いインプットかもしれませんね。この方法のウィークポイントは、思わぬ回答が出る可能性があること。講義の内容が、思いもよらない方向へいくことも考えにいれておかなければいけないかもしれません。

2014年のセミナー、講義のセッティングがすでに始まっています。どんな方に、どれくらいのボリュームでなにを話すのか。2013年のこの数回のセミナーは、ある意味トライアル的な位置づけとし、自分の講義内容を私のなかで系統だてていけたらと思っています。

明日対象としている女性のトレーナーの方々は、いわばスポーツ愛好家の指導的立場にあたる方々です。先頭に立つ方々に私の持つ情報を共有していただけること、とてもうれしく思っています。

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