フィットネス業界の女性の悩み

大手スポーツクラブで『女性インストラクター向け特別講座』を開催することになり、ミーティングがありました。スポーツを指導する立場の女性インストラクターとして必要な、女性の身体の機能、女性疾患などの知識の習得を目的とし、具体的な疾患、その対応方法、セルフケアなどをご紹介し学んでいただくという講習会となります。

講義に先立ち、どんな悩みを抱えているのかヒアリングを行いました。週に10-20本の有酸素系レッスンを担当していたり、勤務後や休日を使っての自主トレーニングを行っている方など、一般女性とは異なるタイプの職業(不定期な勤務時間、運動量etc)ならではの、悩みや不安を抱えているようです。

月経周期が安定していない方も多く見受けられ、月経がまったくこないがほおってあるのは大丈夫なのか といったかなり現実的な質問もありました。他には
♦ 体型を保ちつつ、女性として必要な脂肪は実際どれくらいなのか
♦ 生理痛と運動に関連はあるのか
♦ 生活習慣で生理痛は改善できるのか
♦ プールなどによる身体の冷えからくる疾患はあるのか
♦ 月経中の運動は実際どうなのか
♦ 摂るべき栄養素や理想の食事とは

私も答えを知りたくなるような、たいへんこれからに活きるであろう質問をたくさんいただきました。やはり、一般の女性に『スポーツ・運動』というワードがひとつ乗っかるだけで、これだけ絞り込まれた、ある意味素敵な質問が出てくるのだなぁと感心すらしました。

女性のスポーツ指導者の方に『女性のカラダの特徴』を知っていただくことはとても大きな意味をもつと思っています。女性のアスリートが男性アスリートと同じトレーニングをしてもパフォーマンスが同等に上がるわけではないことがすでに知られています。女性ならではのカラダを知り知識を生かすことで、パフォーマンスアップやモチベーションの維持につなげていただければと思っています。12月の開催までにお答えを準備して講習会に臨もうと思います。

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