なぜ新宿伊勢丹ラルフローレンで服を買うのか

私が普段着ている洋服は、ほとんどがラルフローレンかアンダーアーマー。コムデギャルソンのTシャツなど、例外はありますが90%以上がこの2つのブランド。しかも、職場のとなりにラルフローレン表参道があるにも関わらず新宿伊勢丹のラルフローレンでお買いものをします。それはなぜなのかお話ししようと思います。
私にとってのウェアは、私の個性を表現してくれるもの。そういった意味でラルフローレンもアンダーアーマーも私には最適のブランドです。
普段着がラルフローレンと聞いて、そんな高級品着るのはお金持ちだからでしょって思う人もいるかもしれません。しかし私がワードローブを入れ替えるのは衣がえのとき、つまり年に2〜3回のみ、だからお買いものをするのもそれくらいの回数しかないわけです。
ちょこちょこ街で目についたものを手に入れるよりも、よっぽど私らしく、かつ統一感のあるワードローブになりますし、無駄なお買いものになりません。
私が普段からお世話になっている食べもの屋さんでもそうですが、新宿伊勢丹ラルフローレンには私のことを正しくわかってくれているスタッフがいます。

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私のワードローブに何があるかを把握してくれているスタッフです。把握できているからこそできるアドバイス。このジャケットには、去年の秋冬のあのベストを合わせてください。このコートはあのVのセーターにざっくり羽織っちゃってください。こんなアドバイスは、いくつものシーズンを一緒に見てきたからこそできるアドバイスです。
さらには、杉織りはあまり好きじゃない、ベルベットは好き、凝ったボタンも好き、ジャケットの丈が短いのは好きじゃない、大きすぎるチェックは好きじゃない、ストライプも幅が広いものは好きじゃない、ぴったりフィットしすぎるデニムは好きじゃない、タートルやセーターはまず着ない、ぶらさがるようなベルトも好きじゃない、かっちり系ベストは好き、スリーピースは好き、ベージュ、ブラウン、辛子色好き、ハンティング系好き、シャツの比翼仕立ては好きじゃない、カフス好き、マオカラー好き、トラッド好き、ボーイズライク好き、ボウタイ、ネクタイ好き、ペーズリー柄好きじゃない、ヒールは履かない、こんな好ききらいやスタイルまで覚えていてくれて、毎回新しい提案をしてくれます。
また、つき合いの長いスタッフはほんとうに正直で、似合わないものは似合わないとはっきり言ってくれますし、私が使わなそうなバッグを見つけ、ちょっとだけ 買おうかな、なんて悩んだりすると、高尾さんいつ使うんですか?などと止めてくれたりするほど。忌憚のない意見をくれます。ありがたい限りです。

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彼女たちはスタイリングのプロであり、接客のプロです。一緒に選んだジャケットやシャツ、パンツは何シーズンたってもいつまでも着られますし、服を広げるたびにそれを選んだ日の思い出が一緒によみがえってきます。サイズのチョイスは絶妙で、物によって一番合うサイズを選んでくれます。ジャケットの袖丈やデニムの丈はほとんどお直ししてもらいますが、これも文句なしです。それぞれのスタッフがプロとして店内を動き、店頭にないものを倉庫から運んでくれたり、ラルフローレンキッズ、メンズから商品を取り寄せてくれたりします。ホスピタリティの高さは半端なくプロです。
たくさんのお店を知ってちょこちょこ使うよりも、1つのブラントが提供してくれる世界観と私がイメージする世界観が一致する部分を少しずつ増やし、自分自身の個性を表現するために使うほうが私にとっては楽です。そのお手伝いをしてくれるのが新宿伊勢丹ラルフローレンのみんなであるわけです。
やはり、実際に提供される洋服や食べものやサービスの内容も大事であることに変わりはありませんが、そこで関わる人と人との触れあいを大事にしたい。いつもそう思っています。だからいつまでも同じ人から洋服を買い、同じ人から車を買い、同じ人に髪を切ってもらい、同じ人からごはんを供してもらう。私はそういう選択をしています。
そして私自身もだれかのそういう人になりたいと願っています。私に診つづけてもらいたいと思って来てくださる患者さんを大事に診せていただく。それが私の『サービス』です。

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こんなに全身ラルフローレンが似合う一般人もそうはいないでしょう。カバもびっくり!

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