自分の仕事が好きということ

私は、私が今させていただいている仕事が大好きで楽しくて仕方ない人です。婦人科の医者の仕事も、スポーツにまつわる仕事も、趣味からはじまって、ちょっとだけ仕事になってきているyogaの仕事も、その他セミナー形式のお仕事も、どれもありがたいし心から楽しいんです。
昔は、自分が『好き』なことを仕事にできる人ってそう多くはいない気がしていました。プロ野球選手とか、美容師さんとか、あとは生物学者とか、趣味の延長が仕事になっているような人。私は『好き』を仕事にできているからしあわせだなぁ。そんな風に思っていました。
でもここ数年、そうでもないのかも。つまり、結構多くの人が、好きなことを仕事にできているのかも。そう思いはじめました。
私にとって一番身近にいる『会社員』はドームの社員です。彼らの中で『スポーツが好き』という人はかなり多いです。入社するまでスポーツとはまったく縁がなかったけれど、入社してからスポーツの熱さを好きになったという人ももちろんいます。好きだからこそ仕事にも一生懸命になれるし、好きだからこそ詳しい分野だったりするわけです。
それ以外の仕事でも、自分の仕事が好き。そう見える人もたくさんいます。
ベーグル屋さんに勤める友達がいます。元々はgym友で、すでにお互いのお仕事の状況とか話すような仲。私が楽しく仕事の幅を広げつつあることをとても喜んでくれています。私もベーグル屋さんの内情をちょっとだけ聞いたりしています。

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こだわりのあるベーグル屋さんです。製法や原材料にはかなり思い入れがあるけれど、突拍子もなく値段の高いベーグルではない、高品質でかつデイリーユース、そんなイメージのベーグルです。
こだわりのあるベーグル屋さんには、こだわりのある社長がいるわけだけれども長年勤める社員はそれほど多くはないのだそう。その中で年数の長い彼女は社員同士を繋ぎとめる役割りをしたり、日本中にある店舗の立ち上げに飛んだり、新しいスタッフの採用をしたり。一緒にいるときも、ひっきりなしに携帯がピカピカ光ったりしています。
これは彼女が新しい商品開発のため、お休みの日に作ったというスコーン。私でも食べられる材料しか使っていないから、とくれたもの。決して多くはないスタッフをやり繰りしていることはわかっているのに、ちゃんと毎月新しい味のベーグルを新発売しています。きっと、彼女の中には『お休み返上』という気持ちすらないのかもしれませんね。
ベーグル大好き! 彼女から直接そう聞いたことはありません。でも、間違いなく大好きなんだと思います。ベーグルも、会社も。
仕事を好きだと思えること。会社や組織を好きだと思えること。
好きなことが仕事になることほど幸せなことはありません。また、なにかのきっかけで始めた仕事を好きになれること。それも同じくらい幸せなことだと思います。
今の仕事ちょっとイマイチ、そう思っている方がもしいたら、お仕事のなにかにこだわってみるといいかもしれないですね。ちょっとずつ『好き』に変わっていくかもしれませんから。

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