京都 南禅寺へ

学会で京都へ。

東京を離れてどこかへ行くとき、その近くに会いたい人がいないか必ず考えます。先日の三重もそう、名古屋もそう、大阪もそう、長崎にも山口にも愛媛にも、広島にも香川にも、北海道にも仙台にも山形にも、金沢にも石川にも長野にも、その土地へ行くなら絶対に連絡してみようと思う 会いたい人がいます。中途半端に近いとあまり思わないものだけれど、なかなか行けない地方だからこそ、必ず連絡しようと思っている人が頭にすぐ浮かぶわけです。

それはもしかしたら私の片思いであって、遠くから私に会いにきてくれたあの人に、その人のエリアでもう一度会えたら!と思うのは私だけなのかもしれないけれど。

京都に行ったら会いたいと思う人に、今回も連絡してみました。お互い時間のない医者同士、ダメ元での連絡ながら、ふたつ返事でオッケーが返ってきて。昔のお互いを知っているからこその、なにも気をつかうことのない楽チンな時間。久しぶりに会ったとはとても思えない。

気持ちのよい初冬の青空のもと、お散歩しつつ南禅寺に向かいました。おしゃべりしているうち、あっという間にたどり着く私たち。楽しくて、はしゃいじゃって、ここ数週間続いた講演、長距離の移動の疲れなんて吹っ飛ぶ時間でした。

ベストなタイミングで陽が沈んでいくのを、1000年も前から続く板の間に座って眺めたり、紅葉紅葉って言うほど紅く黄色く染まっていない紅葉のはじまりを愛でたり。すっかり京都にきた観光客の気持ちにさせてもらえたのは、さすが京都生まれ京都育ちのガイドです。ほんとありがとう!

締めには湯葉尽くしの懐石料理をいただき、ほんとしあわせだなぁと。
これが東京を離れ、どこかへ赴く楽しみ。会いたい人に会える。会いたい人といい時間が過ごせる。そんな楽しみを、これからも人生の糧にしたいものです。

釉ちゃんありがとう!またね!

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