【SPORTEC 2016】ありがとうございました!

日本最大のスポーツ・健康産業の展示会である【SPORTEC 2016】で講義担当しました。毎年規模が大きくなっているというこのイベント、これまでも目にする機会はたくさんありましたが、参加させていただくのは初めて。午前中の仕事を終えて夕方到着したころには駐車場はすでに満車、東京ビッグサイトの中は音と人の熱気と活気でものすごいパワーを感じました。1日目は15000人、私がおじゃました2日目は18000人の来場があったとのこと、間違いなく最大のスポーツの祭典と言えるでしょう。


スポーツビジネス、フィットネスマシン、フィットネスプログラムなどの紹介だけでなく、健康食品、スーパーフードなど食にまつわる紹介にプラスして介護の分野におけるプログラムなどがかなりの種類、紹介されていたことが非常に印象的でした。医療費は削減が叫ばれるようになり、何年もかけて、増加はしているけれどもなるべく増加率を抑えようという動きの成果が見えてきていますが、その次に目立ってきたのが介護にかかる費用です。ここのところよく目にする「2025年問題」にはこの介護費増加の問題以外に、介護する人手の不足も問題として挙げられています。次なる減らしていくべきターゲットは介護費 と考えられているようです。


私が担当したのは『スポーツドクターから伝えたい女性アスリートのからだについて』という有料の講座です。多くの講座が無料で開催されている中、有料で、しかも告知らしい告知はこのBlogで一回、Facebookで一回のみ。正直、集客はそれほどでもないだろうと思っていました。場所も座学用の会議室ではなく、どんちゃん凄まじい爆音がとなりのブースから流れる中での講義。環境として良いとはとても言えません。しかし、聴講を希望してくださった方は定員を3名超える満員御礼。JISSのテキストを見て講義を聞きたいと思ってくださったトレーナー、大学院で生理学を研究している学生さん、たまにお見かけするパーソナルトレーナー、大手フィットネスクラブ、スポーツジムの企画部、開発担当、商品部といった方など。本当にありがたいと思うと同時に、女性アスリート支援についての情報は多くの方に必要とされていると、改めて感じました。

あっという間に集中力が切れてしまいそうなあの爆音の中、どれだけ話しに没頭していただけるかを念頭に進めました。みなさん長丁場をしっかり集中してくださいました。

会場内ではたくさんの友だち、知り合いに会うことができました。ニアミスだった方たちもたくさん。
フィットネスの業界、スポーツ健康産業にこれだけたくさんの友だちがいること、これは私がこれまでに過ごしてきた道のおかげであり、かけがえのない財産です。なんと言っても一年二年で出来上がる人間関係ではありませんから。共にここまで至ったみなさんに、心から感謝をお伝えしたいと思っています。


これからの日本に、スポーツや健康を謳うビジネスは何ができるのか。競合と比べるのではなく、より多くの人がスポーツと共にある豊かな人生を目指していただけるよう、この機会にみんなで考えていきたいです。

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