第3回 婦人科スポーツ集中講座開催 ご参加のみなさまへ

7月の3連休前の華金の夜、月イチのお楽しみ勉強会を開催しました。4回目となる第3回のテーマは『妊娠期におけるからだの変化とスポーツ』。そもそも妊娠・産後関連のお話しをする機会が年に2-3回という中、妊娠中のスポーツに関してのお話しをする機会は、JISSでアスリート個別対応としてアスリート本人や指導者にお話しする以外はありませんでした。かなりレアな講義内容。

私としてもここ数年でもっとも注力するべき分野になってきていますので、いやでも力が入ってしまうことは間違いありません。トップアスリートにおける妊娠出産後の順調な早期復帰に向けてのガイドラインを整えていくことは、国レベルで必要なことではありますが、スポーツを愛する多くの女性がライフイベントとしての妊娠出産を迎えたあとにまた再び、スポーツのある生活を楽しんでいただけるよう、正しく安全なプログラムやガイドラインを制定していきたいもの。
そんな経過の中での集中講座であるだけに、現時点での見解や方向性や見込み、最新の情報、そのあたりも含めて準備した内容でした。

7回を予定した集中講座も気がつけば4回目となる第3回を迎え、参加くださるみなさんの日々の疲れというものも感じながらの時間となっています。みなさん普段の業務をこなしながら、かつ一日の業務を終えてからのご参加、さらに長距離移動がプラスされる方もいらっしゃるわけですから。
4月、新学期とともにスタートしたこの講座、当初のモチベーションは保てているでしょうか?毎回、予定した定員の2倍以上という安定した参加者を迎え、回を重ねるごとの盛り上がりや繋がりを感じてはいます。ただ、みなさんの中に情報ではなく知識として定着させていただけるための方法、それは確かめることだったり反芻してみることだったり、資料を見ながら資料にない部分の私が話した内容を思い出してみることだったり。なにかしらの手間と努力が必要なことは間違いありません。みなさんが時間と労力とお金を使って華金に集まってくださっているこのエネルギーをみなさんの将来に向けて最大化するために、さらにどんなことが必要なのか、私なりにも考えてみたいと思っています。

こちらは毎回おこなっている、前回の講座分のセルフチェック=小テスト。テスト用紙の裏に、月経周期におけるエストロゲンとプロゲステロンの関係を示すグラフを描いていただいたもの。みんなちゃんと描けています。あと3回。がんばろうね!


次回は2016 8/19 Fri 『産後期におけるからだの変化と望ましい取り組み』です。骨盤底筋の変化についてのお話しもさせていただきますね。どうぞお楽しみに!

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