アスリート コーチ同伴外来

婦人科の外来診療の場合、患者さんご本人に誰かがつき添ってくる となると、たいてい若年の患者さんにお母さんがつき添う というケースがほとんど。それ以外だとそれほど多くはありませんが、韓国人の患者さんがお友だち連れで来られることもあります。お国がらなのでしょうか。

ここのところイーク表参道でよくみられるのが、『アスリートとコーチ』 の同伴出勤ならぬアスリート同伴外来。JISSや県単位、競技団体単位の講習会などで私のお話しをお聞きくださった指導者の方が、この選手は婦人科にかからせたい!との思いを持ってアスリートをお連れくださるケースです。指導者のみなさんが連れてきたいと思っても、アスリート本人が受診を希望しないとお連れいただけないわけで、そこにはアスリートとコーチのコミュニケーションや信頼関係があるからこそ、実現するアスリートとコーチ同伴外来なのだろうと思っています。当然ですが、アスリート本人に問題意識があるかないか
では、その先の治療やコンディション管理に対するモチベーションがまったく違ってきます。だからこそ、アスリートとコーチでしっかりお話し合いをしていただいた上でご来院ください。(ご来院いただけるのは女性の指導者とさせていただいております。どうぞご了承ください。)

今回お越しいただいた同伴外来は、一部リーグのソフトボール選手とコーチ。チーム全体でかなりがっつりとコンディション管理もしてくださっているようで、アスリートの毎日の様子を把握するには本当にありがたいツールとなります。いきなり婦人科へ、とならないまでも、まずコンディション管理をはじめてみることはアスリート本人が自分のからだに向き合う本当によい機会となります。ぜひともおすすめしたいです。



ソフトボールにとっては現在、4月の開幕に向けての調整期。そんなオフを使ってご相談いただくのがもっとも効果的です。オフの間に安定したサイクルを作れたら、試合が始まってからマイナートラブルに悩むこともありませんから。もちろん、一年ほぼずっと試合のある競技も多いですけどね。JISSなどでの指導者に対する情報提供がきっかけで、このようにアスリート外来を受診くださるアスリートが増えることは、本当に意義のあることです。うれしいなぁと思っています。

本当に必要としているアスリートへ 正しい情報が届きますように。これからも力強く発信していきます。

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