楽に生きる方法を選ぶ

外来ではないところでざっくばらんにお悩みをお聞きする機会にふれ、思うこと。

ぜひとも『楽に生きる方法』をチョイスしてほしいなということ。

ご自身の中で長い間、もやもやの深い海から抜け出せないという方、同時にいくつもの悩み・迷いが混在してしまうという方、そんな方はみずから敢えていばらの道を選んでおられるように思えます。そんな方の”いばら”となってしまうのが「これはこうでなければならない」「のに!」という考え方なのかな、と。とってもとっても真面目、生真面目な方が真面目に生真面目に考えてしまうからこそおちいる悩み。

マクロビは完璧なマクロビでなくちゃいけない。
アシュタンガヨガは毎日練習しなくちゃいけない。

これは、

物を買ったらお金を払わなくちゃいけない。
生き物の命を大切にしなくちゃいけない。

この「~しなくちゃいけない。」とは違うわけです。もちろんマクロビオティックを後世に伝えていく役割を担っている方には完璧なマクロビを伝えていただきたいし、アシュタンガヨガの修行のためにアシュラムにいる方には毎日練習していただきたい。でも、学んだマクロビを生活に取り入れたい方が取り入れたいかたちで”マクロビっぽい”食生活にするのはありだし、他の仕事をしながらアシュタンガヨガを実践している方が 年に一回寝坊してしまった!なんてのもあり でしょう。

『楽に生きる方法』は、楽しよう とは違います。自分がすべきことはちゃんとする。それはあたりまえですが、その上で自分が楽に過ごせる、楽な気持ちで生きられる、そんな選択をしていただきたいと願っているわけです。つまり、自分の生活を”すでにある枠”にはめようとするのではなく、自分の生活になにかのエッセンスをプラスしていく、自分のスタイルで。そんな生活。
真面目な方、生真面目な方、ときにはくそ真面目な方だからこそ、本当に真面目に対応しなきゃならない部分と楽に過ごせる部分を選んでいただきたいのです。

私自身、機会があるごとにお伝えしている 『ヨガから身についた楽に生きるための考え方』 が数か条あります。もしお知りになりたいかたがおられたらお声をかけてくださいね。ぜひ、みんなで『楽に生きる方法』を選んでいきましょう。これもヨガを生きることじゃないかなと思っています。

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