産後トレーニングのガイドライン作成

夏のお休みが終わり、JISSの活動が活発化してきました。今日は2件のプロジェクトについてのミーティングに参加。そのうち1件は、妊娠・出産後の女性アスリートのための産後トレーニングに関するガイドライン作成のためのミーティングでした。



産後、早々に試合復帰したい女性アスリートが、妊娠前のレベルまで戻す、もしくは妊娠前よりもさらにパフォーマンスを上げるためには産後どのくらいの時期にどんなことをしたら良いのか。そんな具体的なガイドラインを作成する予定です。

これから実際に、日本代表選手に産前産後トレーニングを処方し、これまで言われてきた産後トレーニングの内容の妥当性についても検討していく予定です。

また経腟分娩後、帝王切開後など分娩方法によってからだの変化は異なります。それぞれのアスリートが自分のからだの変化に合ったトレーニング方法、開始時期など選択できるよう準備していきたいです。

ミーティングでは、産後によく使われる骨盤サポートのための骨盤ベルトを締めた状態の骨盤MRIと、骨盤ベルトを締めない状態の骨盤MRIの比較をし、骨盤ベルトが産後に有効なのかを判断したい、など楽しいアイデアが生まれました。

なにもないところから何かを生み出していくことは本当にクリエイティブであり、ワクワクします。

産後のプロジェクトメンバーであるトレーナーのみんな、栄養士、心理担当、そして土肥先生と私、まさに多職種で連携を推進し、クリアな道しるべがない産後トレーニングの分野に、ある程度一定の線路を敷けたらと思っています。

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