【準備中】女性スポーツ外来@イーク表参道

イーク表参道で『女性スポーツ外来』を開始する準備をしています。クリニック開始時より構想はあり、一般の外来に混じるかたちで行ってきましたが、ご相談いただく件数も増えてきたため整備が必要となってきたわけです。

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女性スポーツ外来、もしくは女性アスリート外来と題して外来診療を行っている医療機関はいくつかあります。中でも整形外科的な相談ではなく、婦人科的なアスリートの相談にお応えしている医療機関はそれほど多くはありません。
  国立スポーツ科学センター メディカルセンターのスポーツクリニック
  順天堂医大の女性アスリート外来
  埼玉医大 難波聡先生が担当されている女性アスリート外来     など
国立スポーツ科学センター メディカルセンターを利用できる女性アスリートはごくごく限られたトップ選手のみ(JOCオリンピック強化指定選手・JOC加盟競技団体強化対象選手)ですから、一般の女性アスリートが相談できる窓口というのはごくわずかであり、これからまだ整備が必要であろうと思われます。
また、順天堂大学の取り組みはまだ始まったばかりです。担当する婦人科常勤ドクターが充足しているとは言えないのが現実。そして受診に際しても、大学病院ならではの煩雑さもあることでしょう。
イーク表参道で私が担当する女性スポーツ外来のメリットとしては、クリニックならではのフレキシブルな対応と、一貫して私ひとりが担当させていただける という点かと思います。多くの女性アスリート、運動愛好家のみなさんにご相談いただけますように。
≪これから私たち産婦人科医が女性アスリートに対してしていきたいこと≫
1 多くの産婦人科医が女性アスリートに起こりうる徴候、低用量ピルなどに対する正しい知識を持ち、アップデートすること
2 多くの女性アスリートが相談できる場を設けていくこと
≪これから私たちスポーツに関わるすべての人間が女性アスリートに対してしていきたいこと≫
1 アスリート自身に正しい知識を知ってもらう努力をすること
2 女性アスリートの指導者、ジュニアの場合は保護者を含め、正しい指導、アドバイスができる情報を提供していくこと
3 ”私もそうだったから大丈夫”ではなく、専門家に相談できる環境をつくっていくこと
高尾美穂が3人ほしいと思う今日このごろです。

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