コメント、メッセージをくださったみなさんへ

先日のBlog、『極端な糖質制限+トレーニングにおけるさらなる問題点』はSNSでもこちらのBlogでも反響があり、コメント、メッセージをくださった方がたくさんいらっしゃいました。
とくにお会いしたことのない方とのSNSでのメールのやり取りは控えさせていただいておりますので、こちらでお返事を書かせていただきたいと思います。

トレーナー、トレーニー、まわりにダイエットによる無月経になった方がおられる方、食の指導者などのご意見、ご感想はもっともなものが多く、賛同くださった方はTwitter、Blogなどでのシェアをしてくださったようです。ほかに目についたのが、”食べ吐き”の経験がある方からのメッセージでした。摂食障害で入院、治療の経験がある方、また治療中の方などメッセージをくださいました。

今回のBlogで伝えたかったことがまさに、無月経を起こすだけにとどまらず摂食障害にまで至ってしまう可能性があるのだ ということでしたから、食の問題の経験者からのメッセージをいただけたということは、伝えたかったことが伝わったのかな と実感できてうれしかったです。さらに、万が一リバウントしてしまったとき、万が一摂食障害になりかけたときにはメンタルのサポートも不可欠であり、本人の心の持ちようが大事だということを患者さんのお話しを聞きながら感じていました。

メッセージをくださった方によると、自分が摂食障害であることに気がつかない人も多いようです。病院に連れていかれて聞かされた とか、食べ吐きをしていても恥ずかしくて誰にも相談できなかった方もおられるよう。20年を超える長年、悩んでこられた方も。

今回Blogでご紹介した極端な糖質制限とトレーニングによって減量ダイエットにトライし無月経となり、さらに食べ吐きの習慣がついてしまった患者さんは、明らかに自分がおかしい選択をしているということに気づいていました。このままじゃダメだと思っている と、はっきりおっしゃいました。自分の状況が自分でわかっているということは、もしかするとまだ変えていける可能性がある ということなのかもしれません。
婦人科的なサポート以外に食に関する啓蒙・教育、心の共感・サポートなども必要でしょう。私ひとりの力のみならず、各方面の専門性が必要となるかもしれませんが、できるだけ本人の望むような人生を選んでいけるよう選択肢をお示ししていきたいと思っています。

メッセージをくださった方の中には今まさに、摂食障害のど真ん中にいるという方もおられました。つらいながらも、この時期が明けたらなにかを発信していきたいとメッセージにありました。前向きな彼女の強さを応援したいです。

本当に多くの反響をいただきありがとうございました。まさに現在の日本に潜む問題点のひとつ としてとらえていただければありがたいです。

関連記事