イーク表参道における子宮頚部組織診 ~2015/3

開院以来2年、イーク表参道では子宮頚部細胞診 つまり子宮頸がん検査 の二次検査にあたる『子宮頚部組織診』を行っています。要精密検査の方を対象に、精密検査としてコルポスコピー(拡大鏡)検査で拡大視し、組織診を施行して確定診断を行っています。
合計376症例 という2年間での症例数としてはかなり多い貴重なデータとなりました。正確な症例数が確認できましたので、あらためて掲載させていただきます。

376件の子宮頚部組織診を施行、その内訳は

♦ ASC-US かつ ハイリスクHPV陽性 67症例
♦ ASC-H 17症例
♦ LSIL 218症例
♦ HSIL 71症例
♦ AGC(腺異型または腺がん疑い) 3症例

手術を必要とすると判断し、高次病院へご紹介したのは うち29症例。いずれもCIN3(高度異形成=severe dysplasia) 以上もしくは adenocarcinoma の確定診断の上、ご紹介させていただきました。
(細胞診結果 AGC 1 HSIL 18 LSIL 3 ASC-H 5 ASC-US 2)
(組織診結果 adenocarcinoma 3 CIS 1 CIN3 25)
CIN1(軽度異形成=mild dysplasia)以上の所見があった症例は259症例(上記29例を含む)。

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ここまで症例数が蓄積されてくると、ある程度統計的な話しもお伝えできます。検査結果を待つ方の不安を少しだけ和らげることができる材料にもなります。

東京都や区の検診で子宮頚部組織診を受け、異常を指摘されたもののそのあとどうしたらいいのかわからない、そんな方がたくさんいらっしゃいます。お困りの方、結果をご覧になって不安な方はご相談にいらしてください。(予約は多少混み合っておりますが…)

イーク表参道では、火曜、木曜、金曜の午後に検査枠を設けて予約を承っております。
予約は若干先になることもございますが、検査結果を持ったまま途方に暮れて、時間だけが過ぎていってしまう、そんな方がもしいらっしゃいましたらイーク表参道まで一度ご連絡いただければと思います。

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