チームで働くことのありがたさ

先日イークでの挨拶で、こんな問いかけをしました。『チームで働く ということのいいところや意義をもう一度確かめてみましょう』 その後、何人かのスタッフが私に、それぞれが思っているチームで働くことの意義を伝えてくれました。

とっても順調に見える環境にあったとしても、時には自分が置かれている立場やまわりの方々に対する自分の役割りを再確認し感謝の気持ちをもつことは、よりよい環境=チームを作っていくために必要不可欠な努力だと思います。また、チームの中に小さな波を感じている時は特に、チームのメンバー各々が率先して考えなおす時間をとる必要があることでしょう。

先般のサッカーワールドカップを素人目線で見ていて感じたことでもありますが、強いチームは大きく2つのタイプに分けられるようです。1人2人のスターがいて、その人を他のメンバーがサポートするタイプのチームと、個々の技量を最大限に活かすことによってチーム全体の総合力を高く保つチーム。
スターのいるチームは時に、”アンバランスなバランス”をキープすることに労力を割かれることがあります。また、何らかのアクシデントでスターが抜けた時には、総合的なチーム力を保てないことが多いことでしょう。
逆にスターのいない総合力で勝負するチームは、スターによる爆発的な力がない分、チームワークや絆がものすごく大切になります。また、個々の個性や尖がったものを抑え、どれだけコントロールできるかも重要なポイントでしょう。
自分の属すチームがどちらのタイプなのかを把握したうえで、自分の担うべき役割りを考えるのもいいかもしれません。

私自身属するチームにおいて、チームにいて良かった と思う一番のポイントはやはり、『マイナスを補いあえること』。スキルやスケジュールを補いあうことは無論のことですが、他にもありがたいと思うことはたくさんあります。
私たちは毎日生活をしていて、どれだけ上機嫌な人でも感情に波があります。朝起きて、がんばって走って向かった電車に乗れなかった。朝から家族の機嫌が悪くて、自分も気分が悪くなった。雨の日にずぶ濡れでテンション上がらない。人間だからあたりまえと言えばあたりまえ。そんな気分で職場にやってきたけど、チームの誰かが上機嫌の日だったとしたら。その誰かにつられて、気がついたら笑顔で朝の出来事なんて忘れてた。そんな力がチームにはある。私はそう思っています。

人との関係は持ちつ持たれつ、支え支えられです。毎日メンバー全員が超ご機嫌であることがベストではありますが、なかなかそうもいかないのが現実。自分がご機嫌な日にご機嫌な空気を職場にまき散らすこと。”誰かのご機嫌”に救われるメンバーって必ずいると思うから。
上記はある意味”マイナスをゼロへ”持っていくチームのパワーですが、”ゼロからプラスへ”変えていくパワーももちろん持っています。こちらについてはみなさんもよく感じたことがありますよね。

人がひとりでできることはごく僅かです。自分の力を活かし、となりにいる人の力を活かし、結果的にものごとが良い方へ動いていけば、それがチームの喜びとなり、自分自身の喜びとなります。その喜びを糧にチームが成長できていくならば、ふと気がついたとき自分自身も成長できていることでしょう。

私が投げた問いかけに対し、真面目に向き合って考え、自分なりのこたえを伝えてくれる姿勢もとてもうれしかった。こんなかけがえのないメンバーと、これからも成長していけたらと思っています。今日もまわりにいてくれるみんなに伝えようと思ってます。いつもありがとう!心からありがとう!

関連記事